ストレスが原因で起こる過呼吸には自律神経が大きく関わっています。
自律神経とは、交感神経と副交感神経のふたつから成り立つ、身体の機能を司る神経です。息を吸うときには交感神経が、吐くときには副交感神経が優位に働きます。
心身のストレスでふたつのバランスが崩れると、呼吸は早く浅く変化します。その結果、血液中の二酸化炭素の濃度にも変化が起こり、過呼吸を引き起こす原因となるのです。
呼吸の変化に伴い、血液中では二酸化炭素の濃度が低下します。
二酸化炭素というと、一見、体に必要ないものと感じますが、実はこれが重要。二酸化炭素不足で血液がアルカリ性に傾くと、息苦しさを感じるといった異変が体に起こります。
そのため、脳はこれ以上、二酸化炭素の濃度を下げないよう、呼吸を止める指令を出します。すると、呼吸が停止することによる息苦しさから、体はさらに息を吸おうとするのです。
これが、過呼吸が起こるメカニズムとなります。
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