手のこわばり

手のこわばりと聞いて、一番に考えるのはリウマチですが、リウマチは否定されたということですので、リウマチではないという前提でお話をさせていただきます。

 その他考えられる疾患として、ばね指や手根管症候群、頚髄(けいずい)症、変形性手指関節症、膠原(こうげん)病、浮腫に伴うこわばり、拘縮などがあります。

どの疾患もこわばりが特有の症状というわけではないですが、こわばりを伴うことがあります。

 まずばね指ですが、指を曲げる腱(けん)が炎症を起こすいわゆる腱鞘炎です。特徴として、指を曲げたり伸ばしたりするときにポキッと引っかかりが起きます。そして手のひら側の指の付け根を押すと痛みがあります。手根管症候群は手の付け根、手首付近で正中神経といわれる神経が圧迫されて手がしびれる病気です。朝に症状が強く出ます。

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