1. 血が腸で造られる
血は骨髄で造られるというのが常識的な考えであり、定説です。
最近、血は腸で造られるという考えが再び浮上しています。
1. 腸管粘膜免疫が全身の70~80%の免疫力の場であること。
2. リーキガット(腸管透過性亢進)がかなり多くの病気の大元の原因。
この二つのことから小腸が非常に重要なことを占めていることが考えられます。老化を防いだり、病を癒すには、断食が効果的のようです。腸をいったんクリーニングするからです。
きれいにした後に、大腸内の菌叢を善玉菌優位することによって質の良い排便ができるようになります。
腸で血液が造られ、良質な栄養素を 取り込んだ血液が体中を巡り健康を維持できるようになるわけです。
腸管が最大の免疫場であり、腸を重要視する考え方が世界の潮流になりつつあります。
2. 血が骨から造られるというのはおかしい
血液が骨からつくられるという考えの方が、何かおかしいような気がします。直感的に血液は腸管で造られる方が正しいのではと、スコトーマ(心理的盲点)が外れている人には思えるのです。
専門分野の中に長い間浸っていると、視野が狭くなるものです。食物が全身の健康を左右する最大の理由は、食物が血液となり、その血液が全身に流れるからです。
3. 病気は食の悪さ
病気は食物が悪く、悪い食物が悪い血液を造り、悪い血液が全身に運ばれるから起こるのではないでしょうか。
「食は血となり、血は肉となる」と言われています。
食の悪さの大きな要因は、食物繊維不足から生じます。
食物繊維を持たない糖質は、腸で素早く吸収され、血糖値を上げてしまいます。食事の度に、たくさんの糖が血液中に入ってくるとを繰り返せば、膵臓のβ細胞はインスリンを大量に分泌する必要がでてきます。
不溶性の食物繊維は、腸内のカスや細菌の死骸をからめとりながら、便の量を増してくれます。不溶性の食物繊維が不足すれば、食べ物のカスが腸内に残って腐敗菌を増殖させる要因となります。
便が少ないと、腸内環境が悪化していることになります。「理想のうんこ」と言われる黄金色のバナナ型は、十分な食物繊維を摂ることが大切です。現代日本人は、食物繊維の摂取量が減少しています。野菜の摂取量が減ってきています。
食事で十分とれない方は、サプリメントで食物繊維を補う方法もあります。
4. 腸管造血説
腸管造血説で有名な千島先生は、第二次世界大戦中から戦後にかけて数多くの実験を行いました。
骨髄造血の間違いを見つけ、腸管造血の真実を科学データを元にして発表しました。その発表の数々は、60年も経った現在も色あせることがありません。
人間は、長管骨(骨のほとんど)をすべて失った場合(両手両足)貧血を起こさないという報告があります。骨髄の中身はギラギラした脂肪細胞に満たされています。
その骨から血がどのように造られるのでしょうか。
がんは、悪い物質が正常な細胞の遺伝子を害し、がん抑制遺伝子が破壊され、その結果出てきたのが腫瘍と考えるのが、千島先生の説です。この説から考えると、断食によってがんは赤血球に戻り、その赤血球は、腸に流れて排泄していくことになります。
5. すべては腸の汚れ
がんができる出発点は、すべて腸の汚れがアンモニア物質でいっぱいになった結果、良い血が出来ず、どろどろの血(汚血)が流れ、酸素不足の最もたる臓器が、がんになることになります。
病気治しの初めは、腸管をクリーニングすることが鍵のようです。それであれば、断食することで腸管はきれいになります。
心筋梗塞は、血栓が血中にあるからです。
それは血の汚れが原因です。血が汚れるのは、腸の腐敗です。第一の原因は、食物の乱れ、第二は、強烈なストレス、第三に汚れた環境やライフスタイルの乱れです。
やはり一番の原因は食物の乱れです。食が悪くて血が汚れ病気の原因を造ります。現代医学では、腸の汚れとか血の汚れが本当にあるかどうか疑わしいと考えているようです。
現代医学は、原因は決して追求していけないというタブーがあります。
結果的現象だけを追い、表面的な対処療法で終わってしまいます。根本は、腸の腐敗にあります。腸をきれいにしなければ、植物の根を治療しないで、枝葉だけ治そうとしているようなものです。
腸から赤血球が出来、赤血球から組織が出来るのが人間ですが、逆に半断食を行うと、毒素の組織は赤血球に戻りその毒素のつまった赤血球は腸管に戻って便になります。
良質な血液を作る食品として味噌汁が良いと言われています。
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