普段家事をしていて指を曲げると何だか指がカックンとひっかかるような感じになることはありませんか?
それはもしかしたら弾発指、いわゆるばね指かもしれません。
まず指を曲げる筋肉とは主に肘の内側の飛び出しているところ内側上顆というところから指先の方まで付いていきます。
弾発指の原因の一つとなる浅指屈筋、深指屈筋という筋肉がそこについていて手首の上のあたりから浅・深指屈筋腱となります。浅・深指屈筋腱は腱鞘というものに覆われています。
バネ指の種類
その腱鞘には2種類あります。
一つは腱を直接覆っている滑膜性腱鞘というもの。
もう一つは滑膜性腱鞘の外側を覆っている靭帯性腱鞘というものです。
この屈筋腱と腱鞘の相対的なバランスの違いによって発生する狭窄性腱鞘炎のことをばね指といいます。
腱鞘炎という言葉はよく聞いたことがあると思います。
そうなのです、ばね指とは腱鞘炎の一種なのです。
弾発指になる原因は主に手や指の使いすぎによって発生します。
腱と腱鞘とで擦れて腱がコブのように肥厚してきます。
初期は違和感があるくらいですが肥厚が強くなってくると指の動きがカクカクしてきます。
その状態で手や指を使い続けていると擦れている腱が炎症を起こしてきて痛みが出てきます。
バネ指が発症しやすい人
成人の場合は中年女性に好発するといわれています。
家事、特に料理などで包丁を使うなど主婦の方はよく手を使う方は多いと思います。
親指に特に好発し、次に薬指、中指に発生しやすいです。
ばね指は1~2歳の小児にも発症することもあります。
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