病は口から

 「病は口より入り禍は口より出ず」
 病気の原因は口から入るものであり、災禍の原因は口から出る=発言が要因になることが多いものである、といった感じのことわざです。

こう書くと、口なんか無いほうが良かったんじゃないか、と思うかも知れませんけど、口が無いと飯が食えませんし、何よりコトバは災禍の原因にもなりますが、これが無いと人間の人間らしさってものが半減してしまいますので、差し引きでとんとんか若干プラスにはなってるんじゃないかとおもいます。

人類の進化に評価を与えられるほど偉いのかという話はありますけど。
 病は口より入り、ってのは分かりやすいですね。

風邪をひいたり、ひきそうだったりする場合に、マスクをするのがその証左です。本当は多分、鼻腔からも侵入してくるはずなので、口腔と言うよりかは呼吸器と言い換えたほうが良いのかも知れんのですが。食事と同様、呼吸も人類の必須行動ですから、次善策としてはなるたけ細菌病原菌を吸い込まない方法を考えなければいけません。そのひとつの解法がマスクであるわけですが。
 口は禍の門、ということわざからも分かる通り、コトバというのは往々にして災禍を引き起こすものではあります。また逆に、ヒトに幸せや喜びを与えてくれるものでもあるわけですね。つまりはコトバの使いように依って如何ようにでもなるわけで・・・発言には常に気を配り、失言妄言を極力減らして、ことあるごとに名言を引き、聞いた相手の気持ちを考えながらコトバを選べば、そうそう禍のモトにはならんのじゃないか、というのが持論でもあり一般論でもあるような気がします。口で言うほど簡単なことじゃないですけどね。コトバは人類最大の武器であり、最高に扱いが難しい道具でもあるわけです。道具そのものに善悪は無く、ただ使い手の意思に依ってのみ善悪が決まるのです。    

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