鼻呼吸のメリット
では、鼻呼吸によるメリットは?といえば、免疫力アップや風邪をひきにくい、呼吸器疾患の改善など。
なぜなら、鼻には空気を清浄する役割と、加湿する役割があります。口で呼吸すると口腔内が渇き、唾液が持つ殺菌力がなくなり、免疫力が低下します。
また、歳を取ると胸が硬くなり、呼吸が浅くなります。
だからこそ、胸を開くポーズで大胸筋を使い、横隔膜の呼気筋を中心にほぐす事が大切になってきます。
また、腹式呼吸を繰り返すコトで心を落ちつかせるセロトニンの分泌も促されると言われています。
セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質の1つ。右脳と左脳が交わり縫い合わさる脳の中心部分にあり、セロトニンを分泌しています。例えば、睡眠サイクルを調整するメラトニンはセロトニンから作られています。
そして、このセロトニンは、心臓機能や代謝、呼吸などを管理する自立神経を調節し、心のバランスを保ちます。
交感神経、副交感神経の2つから成る自立神経は、ストレスがあるとノルアドレナリンが分泌され交感神経が優位になり、リラックス時にはセロトニンが出て副交感神経が優位になると言った具合に、セロトニンの分泌によりバランスをとってくれます。
ですから、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的(キレる)になったり、うつ病を発症したりすると言われています。
セロトニンの分泌を促すのが、腹筋を使い意識的な呼吸と、継続的な軽めの運動です。
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