骨格筋
骨と骨をつないで体を動かすための筋肉が骨格筋です。束状に集まった筋線維で構成されており、周囲を筋膜で包まれています。
骨格筋は自分の意思で動かすことができるため、随意筋(ずいいきん)と呼ばれます。骨格筋は、体性運動神経によって支配されています。
組織学的には、縞模様の横紋が見られる横紋筋(おうもんきん)で、迅速で強力な収縮を行うことができますが、運動によって疲労します。
心筋
心臓壁を構成する筋肉を心筋といいます。
骨格筋と同じく横紋筋ですが、意思で動かない不随意筋(ふずいきん)です。いくら動いても疲労しない点も骨格筋とは異なります。
心臓のペースメーカーと呼ばれる部位から興奮が生じ、刺激伝導系によって興奮が次々に伝わると、心臓をリズミカルに収縮、拡張させます。
激しい運動をした時には心臓の拍動が速くなり、安静時には拍動が遅くなるといったように、心筋の運動は自律神経によって調節されていますが、随意的に支配されているわけではありません。
心筋細胞は分裂する能力を持っていないため、心筋梗塞などで損傷・壊死すると再生することはできません。
平滑(内臓)筋
消化管や気道などの内臓壁、血管壁などを構成するのが平滑(内臓)筋です。骨格筋や心筋とは違い、横紋は見られません。
平滑(内臓)筋は意思で動かすことのできない不随意筋です。筋そのものの収縮力は横紋筋に及びませんが、疲労することなく動き続けることができるため、内臓のリズムを保ち続けることができます。
平滑(内臓)筋は心臓と同じように、自律神経の支配を受けています。
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