私たち人間は、当然のように「2足歩行」をしていますが、もともとは他の動物と同じように、「4足歩行」をしていました。2本の足で立ったり、歩いたりする人間の姿勢は、地球の重力に逆らう姿勢で、私たちの骨や関節、筋肉には、知らず知らずのうちに、大きな負担がかかっています。したがって、重力に逆らう姿勢を取り続けることが、「体のゆがみ」の根本的な原因となっていると考えられます。
しかし、重力に逆らう姿勢だけが、ゆがみの原因ではありません。生まれてからの日常生活におけるさまざまな生活習慣の積み重ねこそが、ゆがみの大きな原因となっているのです。右表にゆがみの原因となる動作をまとめましたので、まずは自分のクセや生活習慣をチェックしてみましょう。
さて、体がゆがんでいると、どのような悪影響が出てくるのでしょうか。まず、体がゆがむと、当然ながら姿勢に変化が現れます。
姿勢が悪くなるということは、背骨や骨盤などの位置や、筋肉のバランスが崩れているということですから、健康への影響も大きなものがあります。
例えば、背骨や骨盤の位置がずれることで、内臓が圧迫されたり、血流が悪くなったりして、内臓機能の低下につながります。その影響で、消化不良、生理不順、代謝の低下など、さまざまな症状が現れてきます。さらに、筋肉のバランスが崩れて、不自然な力の入り方をするようになると、肩こりや頭痛、腰痛などを引き起こすこともあります。
体のゆがみによる悪影響を色々と挙げてみましたが、上記のほかに山田院長が注目しているのが、「神経の伝達」と「酸素を送り届ける力」の2点です。山田院長によると、体のゆがみはとくに、中枢神経などの神経伝達に影響を及ぼし、「血管を収縮しなさい」「血圧を上げなさい」という命令がうまく伝達できなくなり、何らかの症状となって現れるそうです。また、体のゆがみによって血流が悪くなることで、動脈から全身の細胞に酸素を送り届ける力が低下してしまうために、頭痛や眠気、だるさを引き起こすとのこと。「何となく体調が悪い」「こりや痛みがある」という人は、できるだけ早くゆがみの原因を見つけ、改善していくように心がけましょう。
広島西区整体院 大元気整体院