【後頭神経痛】
神経痛とは末梢神経の走行に一致した領域におこる痛みです。
痛みのおこる神経により、後頭神経痛や三叉(さんさ)神経痛、坐骨神経痛などと命名されます。その中で頭痛と感じるのは、後頭神経痛と三叉(さんさ)神経痛です。
後頭神経痛は突然に、後頭部や耳の後ろ、耳の中、頭頂部やこめかみが痛くなったと感じます。耳の病気ではないかと耳鼻科を受診される方も多くいます。
左右いずれかのこともありますが、両側が痛くなることもあります。
後頭神経とは頚椎の第2番目の神経の枝で、その走行する後頭部から耳の後ろ、頭頂部、側頭部に沿って痛みます。頭の中というよりは頭皮の表面的な部分に感じる痛みです。
ビリビリやズキズキと表現される痛みですが、毛髪に触れたり、ヘアブラシを使用するだけでも痛みが誘発されます。
頭部や頚部の動きで、首の付け根を突き上げるような、ズキッ!とする鋭い痛みを感じることもあります。
神経痛の特徴である痛みが放散・拡散することもあり、上あごや顔面にも痛みを感じる場合があります。
原因としては、スマホやパソコン使用時の上半身を前屈させる姿勢異常により、僧帽筋を緊張(収縮)させることで生じることが多く、緊張型頭痛患者さんに併発することがしばしばです。
帯状疱疹(ヘルペス)が原因である場合も多く、後頭部から側頭部付近の皮疹の出現にも注意が必要です。
まれですが脳腫瘍や脳梗塞が原因になることもあります。
その他の症状として、首こりや肩こり、フワフワと揺れるようなめまい感や立ちくらみ感、手がしびれることもあります。
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【緊張型頭痛】
慢性頭痛で最も多いのが緊張型頭痛で、日本では2000万人以上が悩んでいます。頭全体が締めつけられるように重い感じで痛みます。 日常生活が出来ないような激しい痛みではありませんが、毎日のように痛みが続き、数ヶ月間から1年中続くつらい頭痛でもあります。 一日の中では数時間で治まるものから24時間続くものまであり、午後から夕方にかけて痛むことが多くなります。 しかし、うつ伏せや横を向いて丸まるように就寝していると起床時から痛む場合もあります。 また、寒くなると痛みが強くなり、歯ぎしりや歯のくいしばり、肩をすくめるような癖でも痛みが出現します。 ほとんどの人で首こりや肩こりがあり、フワフワと揺れるようなめまい感や立ちくらみ感を伴ったり、手がしびれることがあるのも特徴です。 小学生から高齢者まで全ての年齢層に見られる頭痛です。 痛みの本質は、背中の中央付近から肩、後頚部、後頭部、側頭部、前頭部までつながる筋肉群が緊張(収縮)するための筋肉痛です。 原因としては、スマホやパソコン使用時などの上半身を前屈させる姿勢異常が引き起こす身体的ストレスや、精神的ストレスなどが筋肉を緊張(収縮)させることにあります。
広島西区整体院 大元気整体院
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