「口ぐせ」で自分をコントロールできる
言語習慣を変えれば、思考習慣も変化します。つまり「口ぐせ」を変えることで性格も変えることができるのです。
人は、自律神経系によって動かされています。
自律神経系は、心臓の鼓動や体温調節など、本来は人の意思を介さずに生体コントロールを行っています。
しかし同時に、脳が思考したことに無条件に反応するという特性を持っています。梅干を想像するだけで、唾液が分泌されるのはその一例です。
本当はそう思っていなくても「今日はとても楽しい」と口にすれば、脳はこの言葉の意味を読み取り、自律神経系がこれを現実化しようとします。想像上のことであっても、身体は現実のことと同じように反応します。
思考は言語で構成されていますから、言葉が自律神経系、ひいては人そのものを支配するといえます。
つまり言語を操ることで、自分をコントロールすることができるのです。
悲観的な思考習慣を持つ人は、気づかぬうちに「どうせ無理だ」「仕方がない」「つまらない」など、悲観的な言葉をよく使っています。
一方、楽天的な思考習慣を持つ人は、「大丈夫だ」「何とかなる」「やってみよう」など、楽観的な言語習慣を持つものです。そして、実際にその通りになります。
いざ新しいことに向かう際には「一寸先は光」「前向き、前向き」などと、自分に絶えず言い聞かせます。何かに取りかかるときには「よし、プラス思考でいこう」と口にして、自分に勢いをつけるのもよいでしょう。これらの言葉を口にすることで、変化や挑戦に対する前向きで強いメッセージが脳に伝わります。すると、脳神経系システムが、その言葉を実現するために自動的に稼働しはじめ、一層前向きな思考になっていきます。人間の脳は、思考を実現可能にしていく力を持っているのです。
「口ぐせ」で若さを保て
若さに満ちた言葉が口癖になれば、若さを呼ぶ脳内ホルモンが分泌され 若さを保つための生化学反応が誘発されるということです。
逆に、老け込むような言葉ばかりが口癖になっていると、老け込む脳内ホルモンが多く分泌されることで老化を促す生化学反応がすようです。 普段から使う言葉には注意を払う必要がこの辺からもあるようです。「私は若い、みずみずしい」などのポジティブ な言葉を選びましょう。
そうした言葉によって意識も若々しくなるというのです。 「もう若くない、年だから」というネガティブな言葉には、意識もそれに合わせて老け込んでしまうということです。
わざわざ、老化を促す言葉を使い老化をうながす脳内ホルモンを分泌させことはないのです。 あくまでも、ホジティブ生活をすることが、老けない生き方として大事なことのようです。
「口ぐせ」で人間関係もスムーズにできる
人間関係づくりが苦手な人は、自己イメージが低く、自分のことを好きでない人が多いものです。自分自身を100%受け入れられる人は、人間関係づくりもスムーズです。ですから、自分を受け入れる言葉を口癖にしましょう。
本当にそう思っていなくてもいいのです。「実は人間が好きなんです」「なんて幸せ者なんだ」と口にしましょう。何度も言っていると、本当にそんな気がしてきます。そして、自分を取り巻く環境を見る目が変わり、人を見る目も変わります
「口ぐせ」で変化や挑戦を歓迎できるようになる
急激な変化や新しいことに挑戦することに尻込みしてしまうのは、失敗に対する恐怖心があるからです。変化や挑戦を恐れる思考習慣を変えるためにも、口ぐせは大変効果的です。
変化とは、楽しくてポジティブなものだという思考習慣をつけるのです。「新しい挑戦が可能性の扉を開く」「成功は自らつかむもの」「解決できないことは起きない」などと、頻繁に口にしてみましょう
前向きな口ぐせで、前向きな自分になろう
口ぐせとは無意識のうちに行動を支配するもの。例えば、いつも「私はバカだから」と繰り返していると、その言葉はやがて習慣化し、大脳が「自分はバカである」とインプットしてしまいます。すると、意識していなくてもそれに準じた言動をとってしまうというのです。
口ぐせは、まさに自己暗示のようなもの。ならば、ポジティブな言葉を意識して使うようにしてみてはどうでしょうか。それが口ぐせになればしめたもの。前向きな口ぐせが、あなたの気持ちや行動を前向きな方向へ導いてくれることでしょう。
広島西区整体院 大元気整体院