テレビで、肩こり解消グッズや薬のCMをよく見かけるほど、現代人は肩こりに悩まされていますが、肩こりはその原因を知り、対策をすることで軽減することができます。
肩こりは、筋肉が縮んだまま固まった状態=筋肉の緊張が続くことで起こるものです。
その証拠に肩が凝っている人の肩を触ると固くパンパンになっていますよね。何かしらの刺激により、自律神経が乱れると、体を緊張させる神経が活発に働きだします。
<すると、筋肉が緊張状態になり、血管が縮まって血流が滞ります。そして、筋肉は酸欠状態となり神経に痛みの刺激が送られます。 この痛みの情報が、更に筋肉を緊張させて肩こりになってしまうのです。 ちなみに、肩こりは肩だけでなく首の筋肉も緊張しています。具体的には、どんなことで筋肉が緊張してしまうのでしょうか?
肩こりの原因は姿勢の悪さだけではない!
肩こりが起こる原因は様々で、1つだけとは限りません。いくつ思い当たるものがあるでしょうか?
姿勢の悪さ
姿勢が悪いと肩こりが起こると耳にしますが、なぜ姿勢が肩こりと関係あるのでしょうか?
ポイントは頭の位置です。姿勢が正しいと、体の中心でまっすぐ下に向けて頭の重みがかかります。
しかし、猫背など姿勢が正しくないと、頭の重みは前へとかかります。その前向きの重みは、首と肩にかかります。
人の頭は、体重の8~13%あります。
デスクワークをしている方が肩こりになりやすいのは、座っている姿勢が悪いことです。
また、スマホの小さい画面を操作したり見たりする時、どのような姿勢になりますか?
下を向いて背中を丸めますよね。
ゲームなどをする時は、この姿勢が続きます。長時間の悪い姿勢につながり、肩こりが起こります。
すると肩が凝ってしまうというわけです。
目の疲れ
パソコン・スマホやテレビなどの長時間使用で目が疲れると肩こりが起こります。目を酷使すると、目の周りにある筋肉が凝ってきます。
その状態が続くと、首の筋肉も凝り、肩こりが起こってしまいます。
メガネやコンタクトが合っていない場合にも、目の疲れから肩こりが起こります。
寒さ・冷え
寒いを背中を丸める姿勢をとり、悪い姿勢が続きます。
また、寒さで筋肉自体も縮こまってしまいます。それにより、末梢神経が圧迫されてダメージを受けます。
末梢神経は、痛みなどの刺激を伝えるものですので、痛み・しびれが起こります。
その刺激により、肩こりが起こります。
更に、冷えにより体中の血流が悪くなり、体自体が凝り固まってしまいます。
緊張や精神的ストレス
精神的なものが原因になることもあります。
私たちの体は、活動している時や興奮している時に働く交感神経と、回復している時やリラックスしている時に働く副交感神経がバランスを保っています。
しかし、ストレスを感じると、交感神経ばかりが働き、筋肉や血管をこわばらせます。
歯の噛み合わせが悪い
食べ物を噛むときに口・顎を動かすと、一緒に首の筋肉も動くのが分かりますよね。