肩こり
なぜ肩がこるのか
「何もしてないのに、腰が痛くなりました。」
「別に肩凝るような仕事もしてないのに・・・。」
というお話を、診察室でよく耳にします。この腰痛・肩こりは、どうやら主に筋肉の疲労が原因であることが多いようです。なぜ特別な事もしていないのに、筋肉が疲労するのでしょうか?
例えば、がい骨の骨格標本を立たせたり、座らせたりしようとした時に、手を離すと、ガラガラとくずれ落ちます。でも、生きている人間はそうではなく、姿勢を保つことがきます。それは、姿勢を保つために筋肉が働いているからなのです。しかし、姿勢を保つためには、筋肉が緊張しっぱなしで、ゆるむ(弛緩する)ことがないため、筋肉内の血行が悪くなり、疲労が貯まりやすくなります。
筋肉は、緊張と弛緩が繰り返される歩行などでは疲労しにくいですが、座り仕事や立ち仕事など緊張が続くと疲労しやすいようです。筋肉も緊張と緩和(弛緩)が必要です。
要するに、同じ姿勢をずっと続けるとよくない、ということです。座りっぱなしで仕事などをしているときは、ときどき、立って身体を動かさないといけないのです。
肩こりを改善させるには筋肉をほぐすことが大切です。ほぐすには2つの方法があります。
1つ目は筋肉を伸ばすこと、つまりストレッチです。こうすることによって筋の緊張が緩和します。もう1つは筋肉の収縮-弛緩を繰り返すことです。そうすると、血液の流れが良くなり、筋肉内に溜まった疲労物質(痛みを誘発するもの)が押し流され痛みを緩和します。
動かすときの注意点としては激痛が走るまで行わないことです。『気持ちええな~』というところで止めておくことがポイントです。また、一度にたくさん行うのではなく、こまめに数回ずつ動かすほうが効果的です。
広島西区整体院 大元気整体院