肩こりの原因とは
1日中パソコンに向かっている人など、デスクワーク中心の人は肩が凝りやすいのではないでしょうか。
一方で、同じ仕事をしていても、それほど肩が凝らない人もいます。その違いはどこから来るのか、肩こりの原因から考えてみたいと思います。
1日中同じ姿勢でいることが多い
簡単にいってしまうと運動不足です。
1日中パソコンに向かっているとか、座ったままで動かないことが多いとか、「動かなすぎ」が肩こりの原因になります。
動かないこと=疲れないことではなくて、筋肉の緊張状態が続くため、血行も悪くなって肩が凝ってしまうのです。
特にデスクワークをしていて1日中全く動かないなんて人は、腕を前に出した姿勢で前かがみになっていませんか?
こんな姿勢を1日続けていたら、肩も凝り固まってしまいます。
姿勢が悪い
デスクワーク中心の人は、ついつい下を向いて首を突き出すような格好になっていないでしょうか。
または、スマホを見る時。画面を見ながら同じく首を突き出しているのではないかと思います。
人の背骨は横から見た時に自然なS字カーブを描いていることが理想です。頭はとても重いので、それを細い首で支えるためには重さを分散させる必要があります。
そのために背骨はS字になっているんです。
ところが前かがみや猫背など姿勢が悪い状態がつつくと、首だけでなく、肩から背中にかけての筋肉に不自然な力がかかるためにS字カーブが失われてしまいます。
そうすると、首だけでは重い頭を支えきれないので、首から背中にかけての筋肉に余計な負荷がかかり、筋肉が緊張してしまうために肩まで凝ってしまうのです。
血行が悪い、冷え性
冷え性というと女性に起こりがちな症状だというイメージがありますが、今はどこへ行っても1年中エアコンが効いていますね。真冬以外は冷房が入っている、というところも多いのではないでしょうか。
会社でも外に出ることなく1日中室内にいると、性別は関係なく身体が冷えてきてしまいます。
身体が冷えているということは血行が悪くなっているということです。血行が悪いと筋肉が緊張しやすくなり、肩こりの原因になるのです。
特に寒い季節は前かがみになって縮こまりがちですね。身体に力も入っているので、血行が悪くなっているところに姿勢の悪さが加わって、余計に肩こりが起こりやすいです。
眼精疲労から来る肩こり
肩こりが目の疲れから来ていることもあります。
眼精疲労はまず目の症状から出てきます。
- 目が乾く
- 涙が出る
- 目がしょぼしょぼする
など、長時間パソコンを見ているとこのような症状が起こりませんか?
目の疲れだけならまだいいのですが、それでものが見えにくくなると、目を凝らしたり首が前に出たりして、その姿勢から肩こりにつながってしまうのです。
反り腰
反り腰とはその名の通り、腰が反ってしまっている状態のことです。
腹筋と背筋のバランスが悪かったり、運動不足で腸腰筋というインナーマッスルが硬くなってしまっていたりすると、腰が反ってしまうのです。腸腰筋は加齢によっても衰えてきます。
反り腰かどうかは、仰向けに寝てみればわかります。腰と床の間に隙間がある人は腰が反っています。
腰が反っていると、同時にお腹がぽっこりしている人が多く、骨盤が前傾して姿勢が悪くなってしまいます。
S時カーブも不自然になり、背中から肩にかけて余計な負担がかかるために肩こりになってしまうのです。
股関節が硬い
仰向けに寝て、右足を左の膝上に乗せ、右ひざを外側に倒してみましょう。水平になるくらい、しっかり倒れるでしょうか(反対側もやってみてください)。
股関節が硬くなっているのも、骨盤の傾きと関係があります。股関節が硬いと骨盤が歪んでいることが多いのです。
また、インナーマッスルが衰えていることも多く、下半身に余計な負担がかかっています。
無意識のうちに上半身でバランスを取ろうとするために、肩や背中が緊張し、それが肩こりにつながるのです。
ストレスによる緊張
肩こりはストレスが原因でも起こります。
人はストレスを感じると、無意識のうちに身体に力が入ります。特にストレスを感じやすい人は、いつも身体が緊張しているような状態なので、肩が凝りやすいのです。
ちょっとしたことでもストレスを感じやすい人は要注意です。
高血圧が原因になることも
血行が悪い=低血圧で肩こり、という人も多いですが、実は高血圧も肩こりの原因になるのです。
血圧が高いということは血管が狭くなっていて血流が悪い状態。血行不良という点では、冷え性は低血圧と同じで、筋肉が凝りやすいのです。
高血圧は食事だけが原因ではなく、ストレスによっても起こります。
広島市西区整体 大元気整体院