AI時代になっても最後まで生き残る人材は「陽気な人」
弁護士、プロデューサー、医師、宗教家、経営コンサルタント、バーテンダー、音楽アーティスト、教師、カウンセラー、デザイナーは、AIに代替されにくいそうだ。上記の記事と矛盾することも多いけど、まあいいとする。
仮にこれらの仕事がこれからも残り続けるとして、あなたはAIに代替されにくいという理由だけでこれらの職業を目指すだろうか?また、目指したところでなれるだろうか?そもそもその職業になりたいのか?
どれも現実的じゃないですよね。
特殊な職業なんて目指さなくても、そしてどんなに本格的なAI時代が到来したとしても、あなたが淘汰されない方法があります。
それは、圧倒的に「陽気な人」でいることです。
馬鹿げていると思いますか?AIがもたらす未来は「陽気なこと」だけじゃしのげないと思いますか?
いえ、大丈夫です。この世に絶対は無いけれど、絶対です。
私たち人間は、あらゆるものが意思決定や行動を先回りしてくれる便利な世の中になっても、多くの人とネットで常時接続され、VR技術でまるで相手がそこにいるかのようにミーティングやデートができたり、新しいGoogle Mapで立体的な海外旅行体験が味わうことができるようになっても、匂いを感じたり、人肌が恋しくなったり、手触りを感じたい社会的な動物です。
ひとりで、いつでも好きなときに、好きな曲を、好きなだけ聞くことができるのに、わざわざライブ会場に行って、大勢の人と、同時に盛り上がって熱狂したい。それは同じときに、同じ場所で、感動を共有して、共鳴したいという人間の持つ根源的な欲求です。
何十回も観たジブリ映画が、日テレの金曜ロードショーで放送されると、録画ではなくわざわざリアルタイムでTwitterしながら観てしまうのも、むかし何百回と聴いて聴き飽きた曲がラジオで流れると、なぜか無性に嬉しくなってしまうのも同じ理由でしょう。
これから、どんなに技術が発展したとしても、少なくともドラえもんクラスのロボットが誕生するまで、人間は人間にしか、体温を感じません。
AIは、あと数年で、人間の左脳力と行動力を凌駕するでしょう。人間よりも多くの情報を持ち、人間よりも正確かつ合理的な判断をし、人間よりも早く正確に動作する。
こうなると、確かに、近い将来、多くの仕事はAIに代替されていくでしょう。
でも、先に挙げた仕事以外にも、相当量の仕事は消滅なんてしません。人間はそんなに馬鹿じゃないので、これからの技術や機械は、人間の幸福とQOL(Quality of Life)の向上をコンセプトとして発展していきます。
だから、そこには必ず人がいる。
皆さんの周りに、こういう「ひまわりみたいな人」いませんか?
・ その人と話すと元気になる
・ その人と話すと笑顔になる
・ その人と話すとスッキリする
・ その人と話すとワクワクする
・ またすぐにその人と会いたくなる
・ その人がいると場がパッと明るくなる
こういう人の周りには、自然と人が集まります。
逆に、
・いつもピリピリ、イライラしている
・肯定よりも否定が多い
・皮肉が多い
・利己的
・その人と話すと自分が馬鹿にされていると感じる
・その人と合うと(悪い意味で)緊張する
・その人がいると周りが気を遣う
という人もいます。これから、こういう人の周りからは、急速に人がいなくなるでしょう。なぜなら、一緒にいたり、Twitterでつながっていると、窮屈で、人生がつまらなくなるから。
「いや!そういう人こそ、自分に持っていないものに気づかせてくれ、多くの学びが得られる人だ!」という意見もありましょうが、それは「ひまわりみたいな人」の中にだっています。
これから、AIや技術革新は、私たちの生活をどんどん「便利」にします。それはつまり、生活の中から、ほとんどの「不便」や「面倒くさい」が消えていくということです。
人間は、人間がやったほうがいいこと、または人間にしかできないことに集中できるようになる。
==
この図は、僕のマーケティングセミナーでたまに話す、これからの時代に生き残るお店の条件です。
顧客に「もし、うちのお店がなくなったとしたら、どう思いますか?」という質問をしたときに、「えー!そりゃ不便スよ!」ばかりが返ってきたら、だいぶ危ない。
なぜなら、顧客の「不便」は、そのお店がなくなったら、どこか違う企業がやってきて、すぐに、そして簡単に、その「不便」を解消してあげられてしまうからです。
そのお店の現在の売上は「利便性」によってつくられているものであり、さらなる利便性が生まれたとき(例えば家からもっと近くに新しいコンビニができたとき)、容易にブランドスイッチが起こってしまう。
「もし、うちのお店がなくなったとしたら、どう思いますか?」→「えー!そりゃメッチャ寂しいスよ!」という回答が多かったら合格。機能としての利便性だけでなく、感情的な結びつきが形成されているからです。こうなれば、家にもっと近いコンビニができても、すべての顧客を取られるわけではないでしょう。
これ、人間も同じだと思うのです。
あらゆるものが機械やロボットに代替される時代になるからこそ、そしてあらゆる「不便」や「面倒くさい」が解消される世の中になるからこそ、人は体温や人間味を感じる「ひまわりのような人」の周りに集まるようになる。
いろんな知識を持っていなくても、誰よりも正確に、すばやく仕事をこなすことができなくても、人間くさく、愛嬌があって、その人がいると場がパッと明るくなり、誰もが少し元気になってしまう、そんな「ひまわりの人」は、決してAIに代替されることはありません。
陽気でいましょう。
そうすれば、あなたも、あなたの周りにいる人も、その周りにいる人も、ひいては社会全体が明るくなります。
ということでみんな、陽気ドリブンで生きよう。
広島市西区整体 大元気整体院